ベース・ワーク トップ > 杭基礎工事とは?
杭基礎工事ってそもそも何?
一見、平らで丈夫そうに見える地面は、場所によってその地盤の構造が異なります。軟弱な地盤の上に何の対策もしない状態で建物を建てると、
部分的に沈下したり地震などによって簡単に倒壊したりしてしまいます。
そうならないように、支持層という地面の硬い部分に複数の杭を打って、その杭によって建物を支えるのが杭基礎工事です。
地盤の数だけ工法がある
ひとくちに地盤と言っても、場所によってその性格はまったく異なります。
・表面に近いところに支持層があるような地盤
・支持層までにとても硬い障害物がある地盤
・工事に必要な重機を設置できない狭い場所
・とても脆い地盤
などなど。
そのため、杭基礎工事には様々な工法や施工のための重機や機械が用意されています。
これらの重機や機械を幅広く保有していることも、対応工事の幅を決定づける一つの大切な要素と言えます。
プロフェッショナルが求められる仕事
地盤は掘ってみなければ分からないという難しさがあります。
現場で掘削をしてみると予想できなかったようなことが起こることもあります。また、地域毎の特性などもあって机上の知識だけでは思ったように
進まないことの方が多いものです。
杭基礎工事に豊富な経験が求められる理由はそこにあります。
アクシデントがあった時の的確な判断や提案。現場現場での柔軟な対応力。もちろん、機械や技術にも精通していて多くの引き出しを持っている
必要もあります。
この仕事では「現場が面白い」「やっていて飽きない」と、生涯現場を希望する人が多いのもこうしたことからです。